レジデンシャルONE被害対策弁護団

○原告の方々の声


【私たちは怒っています】

 今私たちは怒っています。

 思い起こせば昨年6月、1口100万の投資額が20万弱しか戻ってきませんでした。このときは頭をがーんとやられた感じでした。あと数百万投資した分の償還を来年に控えていますが、限りなくゼロに近づくものと思われます。貴重な老後資金が消えていく…こんなバカなことがあっていいのでしょうか。

 証券会社の営業マンはこの商品の購入を勧誘するときにどのように言いましたか?

 「8%以上の利回りが期待できないときはファンドの設定をしません。銀行に預けるより安全で、他のどんな金融商品よりかたいです。」…と。リスクについては一言も触れていません。なるほど目論見書を見ればいろいろ書いてあるようですが、銀行から、我々の投資額の何倍もの融資を受けてそれを銀行に先に返し、残りを我々に分配するなどとはどこにも書いてありません。

 証券会社は、予期せぬ不況により不動産価格が下がり償還額が減少したもので仕方がないと言うかもしれません。しかし、ほぼ最後に設定されたファンドなどはアメリカのサブプライム問題が表面化してから後のものであり、証券会社のような金融のプロであれば値下がりは当然予測されたはずです。そんな状況でも販売を続けていました。

 私たちは、このような商売をして利益をあげている木証券を絶対に許せないと思い、提訴に踏み切りました。他にも大きな損害を受けている方々がたくさんいらっしゃると思います。泣き寝入りをせず、裁判で皆さんいっしょに闘いましょう。

(大阪府池田市在住・60代・男性)

【リスクの説明をする必要はないと判断していた】

 私は、木証券の営業マンの「こんなよい商品は他にない。」という言葉を信用し、レジデンシャル−ONEを購入しました。

 今、当時のことを思い返してみると、「不動産を購入し,その家賃で配当する。」ということで、木証券の営業マンの言う「堅い安全な商品である」という言葉を全く信じてしまいました。

 私は、このレジデンシャル−ONEに関して、正確なリスクの説明を受けた上でこれを購入していたならば、自己責任でやむを得ないと思いますが、そのような説明は一切受けていませんし、仮にそのような説明を受けていれば、絶対にこのような商品は購入していません。

 当時、私は、この商品のリスクについて営業マンに説明を求めたことがありますが、そのときの回答は「リスクは地震のみです。でも、物件は4大都市に分散しているから問題はありません。」というものだったことを覚えています。

 先日、そのときの営業マンが私の自宅に来たので、話合いをしましたが、その営業マンは、「本当によい商品と思っていたので、最悪の事態は想定していなかった。」「上昇するばかりで、リスクの説明をする必要がないと営業マン全員が判断していた。」「そのような理由から、『堅い安全な商品である。』と顧客に勧めたので、大変よく売れた。」ということを言っていました。

 私は、木証券の「会社ぐるみ」の行為に怒りを感じます。

 被害者の皆さん、共に最後まで頑張り、勝利をしましょう。

(大阪府富田林市在住・60代・男性)

【介護施設に入所したときの費用と思い・・・】

 私は、老後に介護施設に入所したときの費用に当てようと思い、預金をしていました。

 ところが、木証券の営業担当者から、「今、高配当が続いている。」「木証券の不動産ファンドは間違いない。」と勧誘されたことから、200万円と手数料63,000円を支払って、2口を購入しました。

 もちろん、このときにレジデンシャルONEについて、銀行借入れの返済が優先しており、不動産が下落すると一般投資家は何倍もの損失を被るという説明は受けていませんし、このような説明を受けていれば、介護施設の入所費用を使ったりするわけがありません。

 結局、満期後に償還されたのは、わずかに8,290円でした。2,054,080円の損失を被ってしまいました。

 私たちのような一般投資家には高利回りを得意げに宣伝し、このような大きなリスクがあることなど全く説明しないことについて、非常に腹が立ち、到底許すことはできません。

 訴訟をして戦うつもりです。

(大阪府高槻市在住・80代・男性)

【「買わなかったら後悔しますよ」とまで言われて…】

 私は80歳に手の届く老人です。

 高木証券からの電話で9年間持っていたユーロランドソブリンを売って、「これほどリスクがなく安全なものはない」「国内のもので為替とは関係なく定期預金のようなものです。」「3年後を楽しみにして下さい。」と勧誘されレジデンシャルワンを買ってしまいました。「買わなかったら後悔しますよ。」とまで言われました。

 ところが、このレジデンシャルワンは100万円が4千円になってしまうような無茶苦茶な商品でした。被害に遭ったのは大半が老人ばかりです。

 発覚当初は、高木証券の担当者も「すみません。」と謝っていましたが、今となっては知らない顔で「償還金が決まりました。振込みましょうか。」これだけの大損をさせておいて謝罪の言葉もありません。

 謝れば非を認めることになるので上司からかたく口止めされているようです。しかし、このようなことでいいのでしょうか。

 真実を明らかにし社会的な罰を受けてほしいと思います。

 毎月毎月来年の11月まで被害が続々と出るのです。

 高木証券の社員の皆さん、自分の心に手を当てて、今さら嘘はつかないでください。

 私は、嘘はついておりません。担当者も銀行借入れリスクのことは知らなかったとハッキリ言っておりました。このような状態では説明は受けている訳はありません。

(大阪府三島郡島本町在住・70代・女性)

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